このホームページは内容の薄さに反比例してビックリするくらい広範囲の皆様にご覧頂いている様です。このブログの特徴としまして、ご覧頂いてる方の国と県が表示されるのですが、もちろん日本が1位でなんとイタリアが2位。私がやらかしてお世話になった方々に、「お暇な時に見て下さいよ。」と言ってたのが原因みたいです。ミラノの日本総領事館に2日間程、いましたが、その間にイタリアで泥棒、すり、暴漢、詐欺他に遭遇した人が、続々と駆け込んできました。東京の大学生の男の子で独り旅、トリノでユベントスの試合を見て、ヴェネツイアに移動中、電車の中で、親しくなった外人さんから駅に着く前、なぜかジュースをかけられ「ごめんごめん、僕が荷物見ておくから、トイレで洗っておいで」と言われ戻ったらにパスポート入りのバックが無くなっていた。」とかビジネスマンでイタリアで2回目のスリにあってしまった等、それこそひっきりなしに被害にあってる様でした。私ももちろんそれ以上のボーンヘッドで被害は大きかったのですが、サッカー場でも「アフリカ、おともだち、ナガトモ、友達、ホンダ、友達。」と訳のわからない声をかけながら「ミサンガ」と称するただの「毛糸」を座ってる日本人の手首や体にポーンとかけ「心配ナーイ、フリー(タダ),似合いまーす」と言い、手首でキュッと結び、取れなくしてから3〜5千円ふんだくる移民人が。その他にもとにかく騙す、金品を奪う、スル、最悪のケースも日常茶飯事。イタリア個人旅行は、絶対にお勧め出来ない状況です。もちろん現地イタリアの方は、明るく、誠実な日本人と変わりない素晴しい方々が殆どですが、少し前のドイツなら何処にでも太った生粋のドイツ人の叔父さんが眼を光らせていて、悪さをする移民に怒鳴って一喝してくれるパターンがイタリアでは見られませんでした。ミラノの総領事館に居る間に被害者仲間の日本人同士「私はお金は大丈夫だったからこれを使って」と見知らぬ私にポーンと貸して下さろうとしたり、「ミラノのラーメン屋OSAKA屋にご馳走するから一緒に行こう!」と誘ってくれたり、さすがの人見知りの私でも、ホロっと来る有難い言葉の数々には心にしみました。
ナポリで被害に合い、ユーレイルパスだけしか残って無く、仕方がないので2泊して顔見知りには一応なっていたミラノのホテルに5時間以上掛け夜中1時過ぎに駆け込んで「どうか停めてくれ!」と申し込んだのですが、夜中は知らぬ顔ばかりで「パスポートプリーズ!無いなら帰れ!」としか言わないので、イタリアで何も持っていない私を少しでも知って欲しくて、このホームページを見てもらったりしました。そしてナポリの警察が書いてくれた被害届も確認すると、協議し始め「お部屋を与えます。私たちの国イタリアが悪い。本当にごめんなさい」と言ってくれました。その時の感激と言ったらありませんでした。もちろん全てのお支払いも最後には出来ました。
この様な波乱万丈な旅、我ながらの愚かさに落ち込みましたが、帰国してこの2日で免許証再発行、各カード等は全て大丈夫で安心しました。実害は今となっては最小限にとどまりました。
2年後にリベンジしたいです!
最後に今回本当に親身になって助けて頂きました、ローマイタリア大使館のI様、ミラノ総領事館の皆様、日本、外務省イタリア担当のK様、本当にありがとうございました。そして心から心配してくれたナポリ警察所のイタリア人警察の皆様のご恩は忘れませんありがとうございました。