長年「アート美装」を営み、昨年リタイヤされました原田様ご夫妻です。
25年ほど前、福岡市西区福重のIBUSUKIの創業地にて、ご来店頂き、現在までお世話になっています。フランスが大好きで、お孫さんに「巴里くん」(ともさとクン)と命名された位です。カメラはプロ級で、バイクに乗り、山の景色を撮影されています。写真もたくさんプレゼントしてもらいましたが今回、パリの街並みを撮られたお気に入りの一枚をいただきました。
福重の工房をスタートした頃は私もバイタリティに溢れていましたので、熱く熱く接客していました。その頃のお客様が、何か家族の一員の様に今もご来店下さるのは私の最大の喜び。思えば、そういった神様の様なお客様にたくさん恵まれ、出会う事が出来ましたが、私は何を返せたのだろうかと思います。最初の出会いの時、私が「フランクフルト中央駅の汚いIMBISSのソーセージが一番美味しかった。ロッキーみたいなお兄さんが手袋をしながら直径3m位のでかいフライパンのような鉄板にアツアツのソーセージ、フライッシュケーゼ、チキン、ローストポーク、その他の肉が山盛りになった前に立っていて無愛想に客をさばいて行く。その店が僕のやりたい店なのかもしれません。」と言った所、目を輝かせて「僕もそこが世界で一番美味しいと思ったソーセージ屋なんですよ!!」とお話しされてビックリしました。それからはずーっとずーっと無償の愛というべきなのか、(私はそんなお客様にも時々人見知りをしてしまう)かわいがって頂いていました。どうかこれからももっともっと末永く、ご夫婦楽しく、遊び心満載の原田さんでいて下さい。